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2016年1月10日 (日)

鶏の嫌いな霊山

 1月17日(日)  snow

 昨日秋田市の協働大町ビルで宮城学院女子大教授 菊池勇夫先生の「菅江真澄新春講演会」があり参加した。

 内容は「真澄から近世史を探るー湯浴みする人々ー」で菅江真澄の入浴体験、温泉の見聞録から、①正月を温泉で迎える真澄②真澄が湯浴みした温泉③温泉起源譚④やまうど(病人)が集うなど興味深い内容の講演内容だった。

 実は私が嬉しかったのは、講演内容そのものほか講演の参考資料に添付されていた<参考 秋田藩の温泉>に柴田次雄編『校訂解題久保田領郡邑記』(無名舎出版 2004年)の抜粋記事があった。

 その内容は<仙北郡玉川村 温泉、役銀170目、湯役の家あり。玉川に男神女神という霊山あり、山霊甚だ鶏を嫌う、玉川温泉に湯浴みの人、鶏卵を持ち来れば必ず難ありという、玉川一村鶏を飼うことなしというものでした。」

 私が小さい頃、玉川村では鶏を飼っている家はなく、鶏卵もよほど大きくなるまで食べたことがなかった。やがてそれは迷信と鶏を飼う家が出てきた。最初に鶏を買った家が火事なったり、次の家はお婆さんが事故死するなどの災いがあったのは事実であった。

 しかし、そんな昔の言い伝えが江戸時代からのものであるという文献があったとを今回初めて知った。今は玉川ダムの湖底に沈むわが故郷玉川集落に、こんな歴史があったことを知り勉強になった。

 ただし、菅江真澄は玉川温泉や集落には足を運んでいない。もしも訪ねていたらどんな記述を残していたかと思うと残念至極です。

                    chick

Dscf5632_640x480_2真澄研究会主催の新春講演会で講演する宮城学院女子大学教授 菊池勇夫氏

Dscf2227_640x480今は湖底に沈んだ玉川村集落の霊山男神山(右)と女神山(左)。この山が鶏を嫌ったという。左端の独立した山は黒森。

Img_6918_640x480近くかのかもしか橋から見る男神山(858.6m)

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