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2014年8月27日 (水)

アオヤジロを訪ねる

8月27日(水) sun

今日は久しぶりの快晴に恵まれ、植物や樹木に詳しい先輩3人とともに、県北部のアオヤジロ(蒼彌白)と呼ばれる天然秋田スギを訪ねた。

 アオヤジロは葉が黄緑色で天然秋田杉の変種と思われるが、江戸時代後期の紀行家菅江真澄が当時大館地方を旅していたとき、このあたりにスギの大木がひしひしと生えており、蒼彌白という古いスギの木を香木にすると、とても香りがよく秋田杉として有名だと人が語っていたという趣旨の記録を残している。

 また、今の藤里町粕毛では、「生ひ茂る梢にまじる蒼社 いく世を杉のたてるなるらむ 真澄」と詠んでいる。

 さらに、秋田営林局が発行した「秋田山形の老樹名木」には北秋の国有林のアオヤジロについて「樹葉は黄金色を呈し材は淡緑色をなし、樹形整美にして生育良好なり。材は特殊の芳香を有し、酒造容器として最も珍重せられ古来より衆人羨望の的となる」と記されている。

 これらの記録を見るにつけ、江戸時代の天然秋田杉林の中には、香りのよい貴重なアオヤジロが混じって生育していたことがうかがえる。

 そんなアオヤジロを直接見たいと思い、有志で現地を訪ねてみた。春の芽吹きの頃は葉が黄金色に輝くが、この時期はイマイチである。

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北秋田市合川八幡岱新田 高橋さん宅裏山のアオヤジロ。

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大館市 長木沢国有林のアオヤジロ

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藤里町 茂谷スカイライン傍のアオヤジロ。中央の低いスギと思われるが、明確には判らなかった。

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樹木の観察」カテゴリの記事

コメント

東北巨木調査研究会秋田支部の五十嵐と申します。
神社・地名・名字・巨木等を調べてあちこち巡っていますが、大変興味深く読ませていただきました。

投稿: 五十嵐洋 | 2016年11月20日 (日) 12時18分

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