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2014年2月18日 (火)

木の話~天然秋田杉

2月17日(月)

<こけし>を整理していたら秋田杉で作られた「又五郎こけし」が出てきた。よく見ると本流の伝統こけしとは違うが、木目がきれいでなかなかあじがある。

秋田杉といえば、木曽ヒノキ,青森ヒバと並ぶ「日本三大美林」の一つで 秋田県民歌の一節にも出てくる。 

 

《秋田県民歌二番》

廻らす山々 霊気をこめて
斧の音響かぬ 千古の美林
地下なる鉱脈 無限の宝庫
見渡す広野は 渺茫(びょうぼう)霞み
黄金と実りて 豊けき秋田

<成田為三作曲 倉田政嗣作詞>

 この詞にもあるように、江戸時代佐竹義宣が常陸から秋田入りした頃の秋田は真に「斧の音響かぬ 千古の美林」だったようだ!

 その後久保田城の建設や鉱山開発等で千古の美林が次々と伐採され、森林資源がが一時枯渇寸前になったが、その後の佐竹藩の林政改革で森林保護政策が取られたことにより森林が再び蘇ることになった。

 そのおかげで豊かな天然秋田杉をはじめとする森林資源が藩営林から「官林」に引き継がれることになり、戦後の日本復旧建設資材として大いに役立つことになった。 

 しかし、昭和の後半から平成にかけて森林の伐採がすすみ、天然林の森林資源は減少の一途をたどった。その結果現在は天然秋田杉は保護林を残すだけとなり、木材資源としての伐採はほぼゼロになった。

 これからは長伐期の人工林スギが天然秋田杉の代用として注目されることになりそうだ。

 

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スギで作られた又五郎こけし

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秋田市仁別の天然林。手前の林分が天然秋田杉の保護林。奥地の林分がブナを中心とした天然の広葉樹林。

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仁別森林博物館と明治45年植栽の高齢級(100年)の人工林。秋田市仁別には9代藩主佐竹義和公の時代(1807~1813)に植えた文化年スギという古い造林地がある。天然秋田杉となんら変わりない。

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