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2013年2月26日 (火)

大壁画「秋田の行事」に描かれた衣服 ①

2月26日(火)snow

 今日は藤田嗣治の描いた大壁画「秋田の行事」と描かれている人物の着物の関係について、秋田県立博物館の宮本先生の~みるかネット講座~「秋田布への愛着」を取り上げてみた。

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 宮本先生は「昭和12年、藤田嗣治によって描かれた≪秋田の行事≫には秋田に暮らす人々の当時の姿が克明に描かれている。衣服を見ると、用いられている布の種類がわかるだけではなく、藤田の布への思い入れや、秋田の人々の布への思い入れまでを描こうとしているように感じられる」と述べている。

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 「秋田の行事」には秋田の市街地で暮らす人々や近郊の農村部の人々など様々な人々が描かれている。


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 この絵が描かれた頃の衣類は今より大切にずっと長く着ていたので、登場する布は明治・大正・昭和のものが混在しているようだ。

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 絵に登場する布は・紺木綿・黒木綿・縞格子木綿・絣木綿・紺絞り・紺型染・筒描き・注染・羊毛製品・帆布など。

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 秋田の織物は、元々自給自足が中心で、主に栽培された大麻からアサ布がおられていたが、カラムシ布も苧麻を栽培して織られていたようである。また、原料が野山から採取できるアイコ布、マダ布、フジ布なども織られていた。綿布は江戸時代から織られていたが、秋田では原料を入手するのが難しく高嶺の花だったようである。

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 明治以降、秋田の農山村では自家織の麻布が少しずつ姿を消し、木綿が中心の衣生活になったらしい。

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